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2007.08.23

クロックス・エンデバー

マイ・ケイマン

『立ち読みのススメ』あるてぃさんが以前記事にしていたけれど、今年に入ってから人気が出て巷に流行っているウレタン系素材製ポーテッドサンダル。入ってくるのが早かったのでクロックスが日本では有名ですが、実は突出してクロックスが高名というわけではありません。各社多様な素材を選ぶことで差別化を図っているようです。

元々はアウトドア用のコンフォートサンダル――要は手軽なつっかけ――として開発された経緯がある商品群で、トレードマークともいえる穴が、『トムとジェリー』に出てくるチーズみたいにボコボコ空いているのは、通気性と水捌けを確保するのが目的。
例えば狭いカヌーの船内で、水しぶきで濡れても平気、おまけに汗で蒸れることもなく、水にもザブザブ入れるというのが当初の目的だったのですね。
ところが。
人間、ラクを覚えるとどんどんズボラになるのですね。
私は上陸当初にアウトドア仲間から勧められて以来、ひっそりとクロックスを履いていますが、もうね、ラク。とにかく、ラク。
素材全体が柔らかいので、足の裏全体が沈み込む感じで、かつフィットするので履き心地は抜群。軽いし、蒸れないし、抗菌素材なので臭くもならない。初めてナイキのAIRを履いた衝撃を再び味わえます。雨で濡れたタイルや鉄板の上でもない限りは、まず滑らないグリップの良さも魅力。
便利さは武器ナリ、この点を評価されて厨房や医療現場で使用されることも多く、アウトドア方面以外でどんどん履かれることになったのですね。

しかしまぁ、いくら便利でもねぇ。
こんだけ流行るとさすがにちょいと履くのに抵抗あるし、何より造りはまぁ、そこらの草履なワケで、『高ッ!!』って感じるのも無理からぬこと。事実、私は涼しいので夏場には愛用していましたが、さすがにオールシーズン履くことはなかったんですわ。
でも、先日エントリーに上げたばかりのアウトドアショップさんでで、穴あきモデル以外のタイプを試着させていただいたわけですよ。
クロックス・エンデバー

エンデバーってモデル。
そう、この手のサンダル最大の特徴でもある穴がない。
ここがポイント。
クロックス履いてる奴は多いけど、このモデルならちょい流行から外れてるのでいい感じ。
おまけに私が気に入った最大の理由は・・・。

冬に寒くない!

コレに尽きますわ。
冬場に履くにはちと辛いサンダル、これだと暖かいという寸法。いいなぁ、気になるぞ。
あと、子供さんにもこうしたサンダルは流行ってますが、正直あまり向かないのです。穴あきモデルは。だって砂場とかで遊んだら、穴から砂ドバドバ入ってくるからね。

どうでもいいけどな、このタイプのサンダルは、靴下履いてから着用するのが本来の履き方だからな。水辺以外では。街中で靴下履いてる人を見かけても、「プッ」と吹き出してはいけない。ココ重要。

だからって今日電車で見かけた、

網タイツにクロックスは

どうかと思うんだ、私は。
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記事URL | knockin' on outdoor! | トラックバック(1) | コメント(6) | 【12:11】 ギレン閣下の演説

2006.11.27

ラクダのこぶ

ラクダのこぶ

アウトドアに持ち出すボトルで長年愛用しているのはナルゲンボトルとSIGGボトルなんだけど、最近使い始めてえらく気に入ったのが、写真のキャメルバッグ。
今までの使い分けでは「大容量でガブガブ飲む時はナルゲン、丈夫さ優先でSIGG」だったところに、レギュラー化してしまった。
何の変哲もないポリカーボネイト製のボトルなんだけど、背中のザックに内蔵した水筒袋からチューブで給水できるハイドロレーションシステムを応用したボトルで、特徴的なのはその飲み口。
まんまシリコン製のバルブですね。
これを噛むだけで圧力の作用で中の液体が口の中に流れ込んできます(ちなみにバルブは結構硬いです)。内容量が少なくなってきたら多少吸い込む必要はありますが、ボトルをいちいち逆さにする必要はありません。
最後に少しだけ底に残ってしまうのは仕方がないにしても、これは便利。
特に冬場。夏場と違って水分補給に気を配らなくなりがちだけど、防寒装備で意外と汗をかいているので脱水症状に陥ることも少なくないですから、水分摂取は重要。しかしグローブをはめたままザックを開けて、ボトルを出して、ふたを外して、というのは億劫なものです。そんな時にこのキャメルバッグだと、引っ張り出して終了ですからね。
冬場のザックは重くなりがちだから、首を上げて水分摂るのは姿勢的にもしんどいし、もう惚れ惚れです。

記事URL | knockin' on outdoor! | トラックバック(0) | コメント(0) | 【17:19】 ギレン閣下の演説

2006.05.27

ただアイツは戦闘妄想の天才だってことだ。そして私達は彼をアホと呼ぶ。

ライタートーチ

連日電話してくるのが、なぁ。
どうも勘違いしてる男ってのが、なぁ。
友人『ところで、あと何を買えばいいんですかね?』
うーむ。
あと、ってことはナイフよりも重要性が低いらしいが、まだお金を使い足りないらしい。
私『百円ライターとジッポちゃうか?』
友人『オレ、煙草吸いませんよ』
私『まさかお前、火はどうするつもるや?』
友人『ほら、あの、弓みたいなのをシコシコと』

ほんとスマン。

お前とは出かけたくなくなってきたぞ。激しく。


私は火を起こすのに掌に豆を作りたくない種類の人間なので、ジッポも百円ライターも持ち歩く。
SOTO(ソト) ポケトーチ
SOTO(ソト) ポケトーチ






あと、これ。
いくら風に強いといっても、ジッポじゃ着火しにくい場面って、結構ある。特に下に向けて固定された対象に火を点ける時は一苦労。ライター自体を寝かす必要があるから手元に火が上がってくる。
だから私は携帯用トーチを併用している。
使い捨てライターを装着するだけで、約二十分間の使用が可能。火力が飛躍的に向上するので、それだけあれば充分。バックアップにはもってこいだ。
火種が小さいのでバーベキューなんかで炭に着火する時は、着火剤を併用する必要があるけど、小雨程度なら雨でも平気なので便利。

友人『ふむふむ、しかしチャチいなぁ。もっとこう、ゴツいバーナーとかじゃないんですか?』

・・・どうしてこう、コイツはフルアーマー化したがるんだ。

全身義体で疲れ知らずなのか? それとも朝食はプロテイン入り牛乳ってヤツだったかな?
友人『もっとサバイバルな、こう』
私『んじゃ、エマージェンシーフィルムは? いるぞ』
凍えそうな時に緊急で包まるアルミシートな。
MPI エマージェンシーブランケット ゴールド
MPI エマージェンシーブランケット ゴールド






友人『おお! そういうのいいですね!!』
私『あれ使う時は相当ヤバイぞ。死人が出るかも知れん寸前やからな』
友人『かっときます!』
私『あいよ』
友人『これで完璧ですわ』
完璧・・・ね。ははは。
私『お前、靴は?』
友人『もちろんブーツ買いましたよ! もう届いてます!!』
やっぱりかい。
私『そうか。夕方に買ったか?』
友人『え? なんでですか?』
私『・・・縁起担ぎ。気にするな。もう』

コイツ、メンバーから外そう。うん。そうしよう。私まで危険が及ぶ気がして来た。

慣れないうちは、スニーカーであれブーツであれ、靴は夕方買うものだ。友よ。
特にサイクリング用バイカーシューズやアウトドア用ブーツなんてのは、人体で最も鬱血しやすい足が浮腫む、夕方以降にフィッティングして合わせておくのだ。そうすると、登山で下り時、疲れ果てた身体でも靴が窮屈にならない。午前は紐を縛ればよいのだから。
慣れないうちは通販で買うもんじゃない。値段やブランド以前に、きちんと自分の両足で履いて決めるものだ。そもそもサイズがメーカーごとに微妙に違うじゃないか。

私『米軍放出品のジャングルブーツか?』
友人『スイス軍の山岳用って書いてました』

友よ、お前、絶対アウトドアと従軍を間違ってるぞ。

記事URL | knockin' on outdoor! | トラックバック(1) | コメント(6) | 【03:13】 ギレン閣下の演説

2006.05.26

銃刀法って知ってるか? または『俺達は傭兵じゃない!』

ウェンガー

先日エントリーを上げた中で登場した友人
仕事から帰宅する途中で電話を受けたので、何事かと出てみた。

友人『届いたんですよ、ランボー・ナイフII』

私『・・・』
どこで買ったかは知らないが、ホントに買ったのか、コイツ・・・。
友人『これでどこでもサバイバルできますよ』
私『あのなぁ、スイスチャンプとコンバットナイフぶら下げて、お前どこ行くつもりや? 富士樹海か?』
友人『マジでいらないんですか? ナイフ』
私『いらないって』

ナイフってのはアウトドアで使用するに当たり、全ての機能においてそれぞれ専門の道具には遠く及ばない。
料理をするなら包丁。
ヤブを漕ぐならナタ。
木を切るならノコギリ。
薪を割るならオノ。
穴を掘るならシャベル。
単一機能を持たせた道具の方がはるかに効率的だ。ただ、装備の総重量を考慮して、使い勝手の悪さに目を瞑りナイフで済ませる・・・というのが実のところなんだわ。
だから単独行動(シングル)ではなく複数でキャンピングする場合、誰かがナイフ持ってたら、あとのメンバーはそれぞれ専門道具を持って来る方が結果的には快適に過ごせる。

友人『えー。せっかく買ったのぃ』
私『あのなぁ。そんな刃渡り20センチもあるナイフ、銃刀法って言葉知ってるか? お前』
大体、銃刀法に触れるのは刃渡り6センチ以上の刃物だけど、それ以下だって街中で持ってたら軽犯罪法に引っかかることも多々あるからね。
目的なしに携帯するものではないのだ。
あくまで自己責任で管理でき、かつ必要に迫られるのでなければ、国家権力に拘束されても文句は言えない。

通常範囲内のアウトドアでは、大型ナイフなんてかさばるばかりで重石くらいにしかならない。
屋外で漬け物でも漬けるつもりか?
重くて使い回しの利かないジャングルナイフやコンバットナイフより、木を削ったり細々した作業をこなす刃渡り6センチ以下の折りたたみナイフ(フォールディングナイフ)。
ワンハンドオープンクローズ、要するに緊急時に片手で刃を開けるくらいの小ぶりのもので充分。
ガーバー イージーアウト ジュニア
ガーバー イージーアウト ジュニア








また、魚を捌いたり穴を掘ったりする時に使う柄までブレード一体型の一枚刃ナイフ(シースナイフ)が便利。血が付いたナイフは洗わないと錆びるし、、海で使うと海水の塩分でこれまた錆びるから、柄が折りたたみ式ではなく、その上樹脂製のものを選んでおくのが便利。
これも大型は必要ない。せいぜい刃渡り8センチもあれば充分。それにしたって地面に穴を掘る時はそのくらい欲しいからという理由。
BUCK(バック) ダイヤモンドバック 3.25
BUCK(バック) ダイヤモンドバック 3.25








それにマルチツールはあれば充分。
そもそも単に料理したいなら100均で包丁買う方がはるかにマシ。
どうしても料理主体で荷物を減らしたい。しかもナイフが使いたいなら、折りたたみ式で刃渡りが10センチを超えるものも必要かもしれない。
それだと刃が細身で細工に向き、かつガンガン切れる・砥げる必要があるわけで、
オピネル フォールディングナイフ#12
オピネル フォールディングナイフ#12








これで全て事足りる。

コンバットナイフなんて戦闘用だ、何に使うつもりだ。

安価で丈夫なこと。
これが最優先。道具として使うなら、これに勝る利点はない。
レアメタルを使ったり、高名なデザイナーの設計であったり、稀少材料で装飾されたりといったレアナイフは実用的ではないし、コレクター向きだと思う。
友よ、どうしてもコンバットナイフが使いたいなら傭兵にでもなっておくれ。


ウチのサークル、キャンピングの時は万一の点呼に備えて先輩と後輩がバディシステムを組んでいた。
で、先輩が後輩に初めてキャンピングに連れ出す時に、愛用のナイフをプレゼントするって慣わしがあったんだが・・・。

こいつにはやらん。

記事URL | knockin' on outdoor! | トラックバック(0) | コメント(9) | 【02:57】 ギレン閣下の演説

2006.05.24

ムーンライトを集めろ!

ビクトリ・クラシック

夏に一緒にキャンプに出かけようと計画している友人から電話。
この友人、アウトドアの経験は殆どない。にも関わらず、出かけるのを楽しみにしているのか、いろいろと調べては着々といい品を揃えてはせっせとメールをくれるもので、財布の寂しい身には羨ましい限りなのだが。

友人『あ、アーミーナイフ欲しいんですよ』
あー。マルチツールな。うーん、まあ、気持ちは分かる。
私『ああ、そか。でも、あんまり外で遊ばへんやろ? 普段は。やったらハサミ重視がええで』
友人『そうなんですか? もう注文しちゃいましたよ』
私『ええっ!? 一番小さなレザーマンとかのハサミがええんやけどなぁ』
友人『やっぱナイフですよ、サバイバルですから』

友よ、琵琶湖や磐梯山はジャングルではないぞ。

そりゃまあ、サークルの恒例になってたキャンピングはそんな感じではあったが、なあ。
私『で? どこのん買ったん?』
友人『ビクトリノックスですわ。もちろんチャンプ!』

・・・ちゃんぷ?

VICTORINOX(ビクトリノックス) スイスチャンプ
VICTORINOX(ビクトリノックス) スイスチャンプ






!!
あれは携帯ではなく防災袋に入れとくとかいった、まさに非常用だ、友よ。
あんなに分厚く重いマルチツール、ポケットに入れるつもりか・・・?
実感湧かないかも知れないので例を挙げると、『ARMS』の物語冒頭で高槻君がたびたび使ってたのが、このチャンプ(だと思う)。
多機能である=収納場所が増える、ということだから、とにかく柄が分厚い。約32.5mm、約190gともなると、これはもう携帯には適さない。
せいぜい柄の厚みは20mm少しまで、私のように掌が小さな人だとそれ以上は力を込めて握れない。
VICTORINOX(ビクトリノックス) ハントマン
VICTORINOX(ビクトリノックス) ハントマン






余程の高高度登山でもないなら、このハントマンでアウトドアほぼ事足りると思う。もっと削ればソルジャーでいいかも。
VICTORINOX(ビクトリノックス) ソルジャーAL
VICTORINOX(ビクトリノックス) ソルジャーAL






正直、マルチツールなブレイドよりも、実際によく使うのはハサミと、あと、目立てするためのノコギリ。もちろん90mm程度のこんな刃で枝は切れないよ、ノコギリは。削って切り込み入れて、あとは体重かけて踏む。切るのではなく枝を折るんだから。
マルチツールはあくまで緊急用、個別に見ればそれぞれの専門工具には遠く及ばないのだ、機能的に。
ペンチも便利だけど、マルチツールの収納プライヤーは構造上、ハンドルに力を込めにくいから、できればプライヤーをメインにしたマルチプライヤーツール(MPT)を別に用意するべき。
+ドライバーも同様。柄に収納している構造上、力を込めて回転させる動作は負担がかかり過ぎるので、せいぜいねじをかしめる程度に考えておくといい(強度の低い粗悪なコピー品は、まずこうした回転機能を使うとバラバラになるか、刃が曲がる。質が悪いのももちろんだけどね)。
レザーマン juice(ジュース)/Cs4
レザーマン juice(ジュース)/Cs4






こういうやつな。
薄いマルチツールとMPTを一本ずつ持ってれば、登山とキャンプじゃ生きていけるって。

私『だからチャンプはなぁ・・・、キャンセルしたら?』
友人『うーん、ドライバー要らないんですか? コルク抜きこそ要らないような気がしますよ』
私『飲んだらええやん、ワイン』
意外と便利だぞ、コルク抜きは。ロープのこぶを解く時とか。

友人『やっぱ、ランボーナイフは要りますよね?』

私『・・・いらん』

今じゃ焚き木して飯盒持って料理することなんて殆どないのよ。
キャンピングではテントの設営もあるし料理をすることもあるけど、登山なんて特にそうで、荷物は軽いに越したことない。
極小サイズのストーブ=携帯コンロでお湯沸かして、あとはフリーズドライとかアルファ米を戻すのが当たり前になってるからねぇ。
それにランボーナイフは柄が空洞で実は耐久性全くないのだ。丈夫で安価が基本だって。

大体な、『刃渡り10cm以上を持ってくる者は化石か素人か危険人物』とさえ言われるご時世、正当な理由もなしに携帯してたらタイーホされるっちゅうねん。

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2006.05.15

夏の思い出・『ビーチ・ボーイ』

琵琶湖でザリガニをしこたま捕まえて、ガンボスープを作って飲んでた話を前回エントリー上げたんだけど、夏の琵琶湖で思い出すのはザリガニだけでなく、今思えば無謀極まりない、まさに『認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを』って経験が二度あります。
学生の頃、死にかけましたよ、二度。一度は私自身も、もう一度は十五年来の友人が。
生命の危機に直面するという貴重な体験はあとだから話せるものであって、そりゃもう、遭遇してる時の気分は常に冒険野郎マクガイバーやマスターキートンでしたからね。

一度目の危機は水上でした。
琵琶湖にはいくつか内湖があって、その中でも最大級の規模を誇るのが、水郷巡りと安土ヨシで有名な西ノ湖です。
ここはかなり古くからレンタルボートが完備されていて、釣りにもってこいの好ポイントなんですけど、それだけに人気が高くて、特に夏の長期休み中は朝早くからボートの順番待ちで人が並ぶくらい。当時はブームのど真ん中でもあったので、ヘタすればボートの乗れないこともしばしばあったんですね。
その夏の日、私と友人が様子見で到着した時点で6時寸前。すでに長蛇の列。
こりゃマズイと並んだものの、買い出しも何もしていない状態で、飲み物を買ってすらいない。なぜかまぁ、行きの途中で寄ったコンビニで買ったプッチンプリンはあったんですが、水分はゼロ。
気楽に考えていた私と友人は順番に滑り込んでそのまま出船、釣りしてました。
・・・ついでに黒く焼こうと上半身裸になって。
この時点でライフジャケットを着用していないわけで、例え死んでも文句一ついえないバカなのですがね。

今書いていても自殺行為の上限振り切る勢いですよ。
午前中はそれでも釣りをしていましたが、昼過ぎにお天道様が頭の真上にあるな~って意識し始めたころから身体がおかしい。

・・・汗が出ない。

文字通り全く汗をかかないんですよ。
アレッと思った時にはもう遅い。
口の中はカラカラ、視野が暗くなり、猛烈な吐き気と頭痛。なのに視界はピンク色に染まるという、脱水症状一直線。

ボートは手漕ぎの和船だったんですが、オールすら握れない。
声も出なくなってきて、搾り出すような苦痛に耐えて友人に訊いてみたら、もう一時間くらい私と同じような症状だといいます。
湖のど真ん中、どの岸からも遠い状態で、当然携帯なんてない時代のこと、周りを水に囲まれていながら干乾びて死ぬのを意識しましたね。
西ノ湖はマッディウォーター、つまり極端に濁った水質であまり綺麗な湖ではないので、水を飲むという選択肢は当時私達になかったんですね。
折りしもO-157が猛威を振るっていた時期でもあり、わざわざ大腸菌がウヨウヨいるであろう水を飲もうなんて考えもしませんでした。

当然、今なら即飛び込んでがぶ飲みしますが。

腹が痛くなろうが、今そこで死ぬかも知れないのですから、泥水だって啜ります。あるいは助かるならケンシロウの靴だって舐めるかも知れません。
鉛のような身体を引き摺り、こめかみの血管の音だけをぼんやりと聞きながら、オールをのろのろと動かすことしかできません。
途中、友人の制止を振り切り、止せというのにプッチンプリンの水気に負けてプリンを頬張った私は、その甘さにさらに喉が渇くというボーンヘッドでダウン。
あとは友人が文字通り命の恩人ですよ。
プッチンプリンの僅かな水気を舐めながら、向こう岸の崖まで辿り着いて工事現場のロープをよじ登った先がたまたま住宅地になっていて、そこで見つけた自動販売機で売り切れランプ出るまでスポーツドリンク買いました。
むせるわ、身体が受け付けないわで、今ならコレも危なかったですね。
スポーツドリンクは水で薄めて飲んだ方が吸収しやすいとTVで観たことあります。あまりに濃いとショック症状を起こす場合もあるとか。そういえばマラソン選手なんかはかなり薄めてあるのを飲んでるとも聞きます。

で、目に付いたお家の玄関先に放り出してあった園芸ホースを無断拝借して頭から水をかぶりました。

バカですねー。
しかしバカは死ぬまで治らないものか、この友人からの大きな借りは次の年の夏、倍返しで回収されることとなったのでしたとさ。

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2006.05.12

夏の思い出・『黄の節制』

ザリ

仕事で営業企画会議に出る。
子供のお客さんをどうキャッチするかという議題だったのだけど、結局行き着くのは先着○○名様プレゼントって線。
ここで問題になるのは一体何をプレゼントするかというところなのだけれど、相手が男のこの場合、BIG3はカブトムシ、クワガタムシ、そしてザリガニとなる。

ザリガニといえば、思い出すのは学生時代の夏。
毎年真夏になるとテントを担いでサークルのメンツと琵琶湖に出かけるのが恒例だった。
この旅、とにかくヘビーデューティーというか、タフというか、総額一万円だけ持って車で琵琶湖に向かい、輸送を終えると迎えに来る一週間後までは、そこからは徒歩。
もちろんオートキャンプ場は利用せず、水は民家で分けて貰う。畑なんかで野菜を分けて貰ったりもしたなぁ。
メインの食品は乾燥パスタと、あとは現地調達。基本的には魚を釣って、ブラックバスだろうがブルーギルだろうが、とにかく食べる。
火も極限まで荷物を肉抜きするためにストーブやコンロを持たず、固形燃料のみ。それを木に火種を移し、くべていた。

で、そういう旅で、極上のご馳走だったのが、ガンボスープ。
アメリカ南部の郷土料理で、とても大量のスパイスと塩で味付けした、ザリガニのスープだ。
これが旨い。
ザリガニを1匹捕まえる。→解体して餌にする。
ブラックバスを釣る。→天日干しして干物にして、ナイフで削って撒き餌にする。
浅瀬で条件が整うと、そりゃあもう、尋常でない量のザリガニがワラワラと沸いてくるので、あとはTシャツの首と袖を縛って作った網でザバーーーっとすくうだけ。
養殖モノのザリガニなら泥抜きしてあるので臭みはないけど、何せ天然モノ。
ワタは臭いので腹だけを繰り抜いて、煮る時にハサミをちぎって入れとく。これで出汁を出すのだ。
そういえば、ザックの中身がスパイスだけの後輩もいたな。ウチのサークルの風物詩だったし。

さすがにザリガニを見て「旨そう」って思いつくワイルドな子供は少ないだろうなぁ。
ま、エクルヴィスなんて名前でザリガニ食べるようなオサレなレストランとはとんと縁ないですけどね、私ァ。

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