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いかなご

2005.04.13 - 00:05 [食べ物雑文]

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神戸市の垂水区付近を発祥としているといわれる、いかなごの釘煮。いかなごとは、明石や淡路を中心とした瀬戸内で漁が行われ、僅かな期間、限られた地域にのみしか市場に出回らない小魚で、釜揚げや釘煮(錆びた古い釘の色に炊いた佃煮)でいただく。
元々大阪の出身である私は兵庫に移り住むまでこの釘煮というものを全く知らなかった。引っ越してから春直前になると各量販店などで釘煮の材料となる醤油やザラメを大量に陳列したり、またいかなご自体の水揚げをスーパーでアナウンスしていたりと、驚いたものだった。
国道二号線に沿って分布するいかなごの釘煮を食べる食文化は垂水辺りから岡山付近までに至るという。その味は各ご家庭によってまさにおふくろの味として千差万別であって、今の時期になると調理中の独特の匂いがあちらこちらで漂うことになる。
分かる人には分かるかもしれない例えで申し訳ないけど、錬金術アカデミーの卒業を賭けた学生がアトリエを開いた時のように、それはもう、一日中異臭(結構臭いのだ)が充満するのだ。
仕事してても普通にいるからね。醤油を何リットルも買い込んだり、ザラメや水あめを何キロも買い込んだりするおばちゃん。釘煮は生姜を加えるので、正確には佃煮ではなく時雨煮に分類されるらしい。だから生姜も売れるし、保存用の容器も人気爆発する。各ご家庭の味をお裾分けしたり、また遠方の親戚の方なんかに送ったりするためだ。
全国的にはどうか知らないけど、私の住む地方では郵便局のエクスパックでいかなごを送る場合、無料で保存容器が付属するサービスまである(数量限定だからすぐになくなっちゃうけど)。

ウチは大阪出身だから炊かないけど、お裾分けはよくいただく。
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こんな感じであつあつのご飯に乗せて食べるのが一番旨いね。
もちろん、焼酎の肴にも最適だけど。

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