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高所シンパシー

2006.08.20 - 02:07 [日常生活雑文]

自慢だが、私は高所恐怖症だ。
観光名所によくあるナントカタワーの類は大嫌いだし、遊園地やデートスポットの観覧車はある意味、憎んでも憎みきれない存在だ。

まぁ、そんなことを口にしても大概の人は一笑に付すだけだし、「そんなんどこがこわいんさ?」と逆に質問される有様なので、公言してはばからないというよりは、むしろ避けて避けて棲息しているわけだ。
ちなみに私は高所に登ると内股の辺りから痺れていって、最後には下半身の感覚がなくなってくる。


で、先日。
話す機会のあった女性と、ひょんなことから高所恐怖症の話になった。
女の子『あ、私、全然ダメですよ、高いところ!!』
心強い断言である。
私『んー、じゃ、観覧車とかは?』
女の子『嫌いです』
即答、キターーー!!
女の子『だって途中でゴンドラ落ちたらどうするんですかっ!? 風でグルングルン回転したらどうするんですかっ!!?』
私『取りあえずショック死するな』
女の子『だって私、非常階段で階段と階段の間に隙間があるのを見るのさえ嫌ですよ。ありえないじゃないですか、崩れたらどうするんですかっ!? 足がズボッって入ったらこまるじゃないですかっ!!?』
・・・ん?
さすがにそこまではこの私も怖く・・・。
私『じゃあ、手すりあったら高いところに近づける?』
女の子『ガラスがあれば。金網とかはダメです。金属が錆びてたら困るじゃないですか。腐ってるかもしれません』
そうか。その可能性があったか。
女の子『そもそも手すりをしっかり握って、手を思い切り伸ばしたままで、そーっと覗き込みますよ』
そしてゼスチャー。
なんというか、『マトリックス』の有名なのけぞりポーズの途中くらいの角度で、ピンと手を伸ばしたまま、目を細めて首から上だけで覗き込む仕草。
うむ。
気持ちは分かる。
女の子『大体、手すり持ったままクリンって前転しちゃったらどうするんですか!! 鉄棒の原理を無視してはいけません!!』
そうくるか!!
私『じゃあ、ビルとかでガラス張りのエレベーターあるやん?』
女の子『ドアの前でドアを見詰めます』
即答。
か、かわいー。よしよししたいくらいだ。
私『そこまで怖いか?』
女の子『だって私、歩道橋の端っこも歩きませんよ。何があるか分かりません。真ん中歩きます』

・・・一休さん!?

私、人生で初めて高所恐怖症で敗北感を味わいましたよ。
高所恐怖症じゃない人からしたら何でもないことかも知れないけど、ね。

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