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2007.08.05

グワシ以前



巷で話題になっているらしい、楳図かずおの邸宅。
赤白のボーダーに外観を塗り分けることに対し、地元住民から『景観を損ねる』との理由で抗議があったのだとか。
・・・。
なんつーか、ねぇ。
おっそろしいことをするもんだ。
楳図かずおがマンガを執筆している時も(今現在は旧筆中だけど)、TVに出演して『エクソシスト~』ってやってる時も、常に赤白のボーダーシャツを着てるのは有名なことではないか。
公式HPでもその変質的偏愛的ホーダーシャツ姿で登場しておられるので、もはやかずお=赤白という刷り込みすらできていると思うのだが。


本人自身も色々と話していることであるし、おまけにキャラ的にサービス精神旺盛なもんだから、どこまでネタでどこまでが体験なのかイマイチはっきりしないまま、発言だけが都市伝説化している部分もあるんだけど、人気絶頂で顔色が黄色に変色するほど働きに働いていた楳図かずおの下を、ある日訪問者が尋ねてきたらしい。『まことちゃん』のヒット以前の話。
以下、数パターンは私がラジオの放送で紹介されていたものをうろ覚えしていたもの。

訪問者であるその男に、全く見覚えがなく、おまけに男自身も楳図と会うのは初めてだと明言したとか。
不信に思った梅図が男に用件を尋ねたところ、その男性ははっきりとした口調で、
『僕はあなたの事を全然知らないのですが、あなたは僕の事をとても
よくご存知のはずです。 あなた、僕の事を主人公にした漫画を描きましたよね?』
と告げたという。
驚いた楳図が男の名を問うと、彼は静かに口を開いたのだそうだ。
『猫目小僧ですよ、私は』

この話、どこまでが本当なのかは分からない。
同じパターンで、訊ねてきたのが頭に風呂敷を巻いた女性で、名前を告げると共に風呂敷を剥ぎ取り、頭から映えていた手で楳図の首を絞めたとか、いくつかあるようだし。
ただ、こうした現実化仮想かよく分からない経験をしたという楳図は以降、恐怖モノを描くのを辞めたとされている。
赤白ボーダーはその時に訪れてきた男が着ていたのと同じ服装だとか、はたまた頭から手の生えている女性を魔除けで避けるために楳図が選んだ配色だとか、そんな後日談も、結構どうでもいいことなのだ。

問題なのは、そうした体験をした果てに、今もクリエイティブな活動を継続できているという、ある意味彼岸の彼方を覗いて生還した御仁に、我々凡人が口出しなんぞできるものかってことなんだけどな。

ちなみにウチのおとうとは全巻楳図作品を本棚に並べる熱狂的ファンであり、私も『わたしは真吾』のラストに感涙したものだ。
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