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2004.08.24

好きな呪文は、『ザラキ』。

おひっこし―竹易てあし漫画全集
おひっこし―竹易てあし漫画全集
沙村 広明
プロフィールに書いた以上、紹介しておくのがスジだと思われるのでアップ。

数多くのマンガを読んでいると、出会うものだ。
誰が何と言おうと、そしてどんなに草葉に埋もれたちっぽけな評価しかなされていなくても、『こいつは魂の名作だ』と断言できる作品と。


私はかなり重度のマンガ読みだ。なかでも月刊アフタヌーンは必読の書である。
少佐のマンガ読みにおける最大の師であるバタは、かの名作『寄生獣』の初回連載以前からアフタヌーンを購読していた重症者だが、その彼が私の大学時代の友人であることはある意味、人生の転機だったのかも知れない。
当時、殆ど奈良に等しい大阪の片田舎に住んでいた偏屈な若者と、北海道の内陸部から京都に出てきたばかりの刺々しい若者が邂逅したのは、今思えば何かの冗談のようにも思える。今でこそルアーフィッシングに入れ込んでいるバタだが、その当時の彼はインドア派直球ド真ん中のゲーマー兼トールキン研究家だった。
ロクに講義にも出ない、出不精性の引きこもり一歩手前だった彼の下宿に行けば週刊・月刊誌は刊行される出版物の全てが読めた。

ともあれ、その頃に今の『ベルセルク』のブレイクは予想だにしなかったし、『そんな奴ァいねえ!!』が世間に迎合されて未だに続くことになろうとは思いもよらなかった。

そして薦められたのが『無限の住人』。
沙村広明氏が描く、ネオ時代劇モノの先駆けである。これがまたすこぶる面白いのだが、この面白さの前に我々はとても大事なことを見落としてしまっていたことを認めなければならない。
時代劇の視点ではなく、ストーリーテリングとネームセンスにこそ氏の本質があるのだ、と。

で、本作。
『おひっこし』だ。
この作品は沙村広明氏が竹易てあし名義で発表した連作をまとめた一巻モノだ。が、内容はまあ、ヌルいと言えばヌルい。
登場人物は誰も死なないし、セックスシーンもないし、誰も幸せにも不幸せにもならない。ドキュメンタリー性が極めて高い訳でもない。
ただあるのは。
恐るべきテンションとクオリティを誇る現代劇、もっと言えば青春群像劇があるのみ。これが実に素晴らしい。

理由は要らない。



読め!
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