2005.06.04
逆シャアへの伏線
あるてぃさんの「立ち読みのススメ」、「機動戦士Zガンダム A New Translation 星を継ぐ者」感想にTB。※うろ覚え満載でお届けしますのでツッコミはなしでよろしく。
映画はまだ未見なんだけど、カミーユがクワトロ殴るシーンはカットなのかぁ。うーん、残念。名言『これが若さか・・・』も必然的にカットですね。
で、このカットされたシーンが逆シャアの伏線になっているという説について。
カミーユがクワトロを修正する辺りでは、まだクワトロだと言い張ってますよね。シャアは。カイにも卑怯者呼ばわりされてるし。
これはかつてのジオン公国のやりかたが間違いだと知りながら、そして今の連邦の腐敗とティターンズの横暴を知りながらジオン・ズム・ダイクンの遺児として立つのではなく1パイロットとしてエゥーゴに参加しているクワトロの態度について言及したもの。
そもそもクワトロという名自体が四番目の偽名という自嘲めいたものですし、シャアにも自覚はあったのでしょうけど。
どうせエゥーゴに参加するならシャア、もしくはキャスバルとしてスペースノイドの解放を目指せ、といったカイの、彼一流の皮肉でもあります。
で、キリマンジャロ要塞攻略戦で本来参加するはずでなかったクワトロがヤザンにやられてなし崩し的に地球に落ち、それを助ける形でカミーユも降下。ここでフォウとの再会と別れが起こります。
シャアとアムロはかつての自分たちを再び目の当たりにします。
『同じか・・・』はこの際のセリフ。
フォウの亡骸を抱きながらアウドムラの格納庫でカミーユは『僕はもう、あなたのことをクワトロ大尉とは呼びませんよ、シャア・アズナブル』と、パイロットに甘んじてエゥーゴ代表として立つことに尻込みしていたクワトロをシャアに引き戻したわけですわ。戦争を長引かせる元凶を断ち切るため。
有名なダカールの演説。ここでシャアは道化だと自分を蔑みながらも歴史の表舞台に帰還します。エゥーゴの代表として、かつての自分と同じ体験をしたカミーユへの思いと、ブレックス准将の遺志を継いだわけですな。
その後グリプス戦役最終決戦であったメイルシュトローム作戦で百式は大破、クワトロ行方不明。カミーユはシロッコと相打ちになって精神崩壊を起こします(劇場版では異なるのでしょうけど)。
この直前の描写がPSのゲームソフト『機動戦士Zガンダム』のシャアモードエンディングで少しだけアニメーション化されています。
戦闘の続く光景を百式のコクピットから脱出しながら眺めるシャア。その光景の背後には青い地球。カミーユの精神崩壊を感じ取りながらシャアは『こんな悲劇が繰り返され、争いがいつまでも続くのは人々が美しいがゆえに執着する青い星にあるのか?』と自問自答します。
『ならば・・・』
うろ覚えですけど確かこういった内容だったと思いますわ。
ならば私が地球を人の住めない星にしてその業を背負い断ち切ろう、という含みですね。
ということで逆シャアへの壮大な伏線でした。
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